一般社団法人天城トレイルワーカーズは、天城山系の山岳環境を改善し、利用と保全のバランスが取れた状態にすることを目的に活動しています。
↓ SCROLL今の天城山は、「自然豊かな良い状態の山」なのでしょうか?
かつて天城山の森に生えていた、スズタケなど背の低い植生は多くの場所で失われました。その大きな原因のひとつがニホンジカによる食害です。背の低い植物が無くなると、登山者は無意識に歩きやすい場所を求めて、登山道の外へも足を進めるようになります。
天城山とその周辺の登山道は、あちこちで崩れています。その対応が不十分なまま、登山者は歩きにくい道を避け、植生の失われた森をどこでも歩くようになりました。登山道の幅は広がり続け、複数の道が並行してでき、今も崩れが続いています。植生の減少や登山道の崩れは、ニホンジカだけでなく、登山者をはじめとする利用者側にも原因があります。
天城トレイルワーカーズは、これらの問いを放置せず、行動していきます。
調べる・整える・つなぐ・伝える・共に考える。天城山の山岳環境を、6つの切り口から支えていきます。
登山道の崩れや荒廃の状況を歩いて確認し、記録として残し、状況を発信し、関係者と共有します。
スズタケなどの植生の消失、野鳥の減少など、天城山系の生態系は数十年で変化が起きています。専門家の知見も得ながら調査を行います。
ニホンジカによる食害が植生と登山道に与える影響を踏まえ、対策のあり方を検討します。
周囲の生態系が改善・回復することを目指した道づくりを行います。
登山者など山の利用者と一緒に、登山道整備を体験する場や、山について考える場を提供します。
伊豆半島の内外を問わず、行政・民間・専門家などの様々な団体と連携して活動します。
周囲の生態系が改善・回復する整備を目指し、各歩道を管理する行政・協議会等と連携して取り組んでいます。
天城トレイルワーカーズの主な活動拠点のひとつ。沢沿いの登山道のため、石組みを使った整備を多く行っています。継続的な整備を行いながら、ワークショップの会場にもなっています。
河津町

森から草原へと抜ける変化に富んだ登山道。かつて設置された木製階段が崩れ、土壌が流出している場所の修繕を行っています。
河津町、東伊豆町

河津町の中心部を見下ろす低山です。名前の通りかつては山城が築かれていました。歴史のある里山をどう保全するか検討しながら整備しています。
河津町

天城峠から修善寺までの広域にわたる稜線ルート。急峻な沢を横断するトラバース路が崩れることが多くなりました。トレイルランニング大会が開催され、大会事務局とも協議・協力しています。
伊豆市、河津町

登山道整備は専門的な技術・視点が求められる仕事ですが、登山者など山の利用者さんと協力しながら実施できる内容もあります。登山道が崩れる理由を一緒に考え、場所にあった治し方を検討し実践する。その後の歩き方、山を見る視点もきっと変わってくるはずです。ワークショップやツアーは「しずおか山守隊」の協力のもと、開催しています。
募集中 2026.12.6 歴史の道「二本杉歩道」を復活させよう!
しずおか山守隊は、静岡県内で登山道整備に取り組む団体と登山者をつなぐ取り組みです。 しずおか山守隊 公式サイト / Instagram
登山道が抱える課題は、天城山だけのものではありません。各地の団体と技術や知見を交換しながら、協働で整備にあたっています。